【原題】
Hitman

2007年(米・仏)
主演:ティモシー・オリファント

【オススメしたい人】
ゲーム『アサシンクリード』が好きな人
アクション映画には「脚本の出来、不出来」を求めない人

【紹介】
同名のゲームシリーズを映画化した作品。

『ダイ・ハード4.0(2007・米)』で、テロリストのリーダーを演じた ティモシー・オリファントが主演。

「同名ゲームの映画化」ながら、ゲームの知識は全く無くても楽しめる、アクション重視のストーリー展開。

(以下:ネタバレ)

冒頭、映像のみで、謎めいた組織の紹介。そこは、幼少期の子供から暗殺者を育て上げるという、明らかに、非合法に存在する組織。

その組織の一員として、日々、暗殺の任務を遂行する主人公の若者。そして、ある任務に就いた主人公が、孤軍奮闘する状況に陥り、身に付けた能力を駆使して戦う展開を描いたアクション映画です。

依頼通りに、ある人物の暗殺を完遂したはずが、「暗殺失敗」の濡れ衣を着せられる主人公。組織から追われ、地元の警察からも追われ、また、兼ねてから、主人公を追っている国際警察(インターポール)からも追われる主人公。

逃亡を続けながら、自身を、罠にはめた黒幕を探り始めます。唯一の味方は、黒幕を暴く為の鍵を握る、一人の女性。

「暗殺のプロ」と、「戦闘とは無縁の女性」の男女ペアが、黒幕を暴く為の戦いに身を投じる、という、サスペンス・アクションの王道を行くストーリー展開。

「王道を行く」だけに、どうしても、「見たことある」感を強く感じる上に、黒幕の謎も、簡単に先読みできてしまいます。ただ、「アクションを楽しむ」という、「アクション映画を観る目的」に対しては、きちんと役割を果たしている作品です。

ド派手なカーチェイスこそ無いものの、中盤の、肉弾戦や銃撃戦の描写は迫力満点です。また、音楽も、それぞれのシーンを、上手く盛り上げてくれます。

本編は約90分と短めで、ストーリーも比較的、単純なので、大長編作品や難解サスペンスが苦手でアクション好きな方には、丁度、良い作品です。

『ダイ・ハード4.0(2007・米)』では、饒舌な知能犯を演じた ティモシー・オリファントが、雰囲気を変えて、寡黙な武闘派を演じる、ハードボイルド・アクション。オススメです。


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